地蔵湯

名駅西口エリアの住宅街にあり、静かでとても雰囲気の良い銭湯。まず下駄箱が格子のようで可愛く、男女別で分かれている。そのまま入口も男女別のため夫婦やカップルで訪れた場合は待ち合わせ時間を決めよう。番台さんは脱衣所向きで真ん中に位置していてザ銭湯という感じ。脱衣所内には瓶のコーラが売ってるのが大変嬉しい。その他飲み物もあり。
脱衣所はなんだか古民家っぽい雰囲気があり、有名人のサインなどが飾られている。トイレは和式だが清潔にされている。
浴室に入ってすぐに綺麗なターコイズ色の浴槽がある。湯の温度も熱く、また浴槽も深いため大変くつろげる。
サウナはないが水風呂はあるため、長湯でのぼせそうになったら涼める。
記憶では奥のジャグジーのある湯の飾り棚に信楽焼のたぬきとひょっとこと福助の像があり、3人で宴会をしている。酒を飲んでいるのはひょっとこだけなのが妙で少し思案した。ひょっとこは火を吹く男である、すなわち竈焚き人である。銭湯の湯を沸かす火を炊く男であり、重要な働き人である。ひょっとこの日頃の労働を労うかのように福助とたぬきが酒を振る舞い宴会をしているのではないだろうか。
そう思いを巡らせながら見ていると、労働で疲れた自分とひょっとこが重ね合わされて、自分も労ってもらっているような気分になって大変心癒された。