職人芸の見せどころ、懸魚

職人芸の見せどころ、懸魚

「懸魚」げぎょと読む。掛魚とも書く。
屋根の切妻部分を見たとき、破風の正面についている飾り彫刻のことである。

東京型銭湯を観察してみると、三角千鳥破風とその下の唐破風の部分に、この懸魚があることが多い。
鎌倉時代以降に、いろいろな形が登場したとされているが、ルーツは奈良時代であるという。

東京型銭湯の破風は、ほとんど何らかの懸魚がついている。
題材として圧倒的に多いのは「鶴」。それも松との組み合わせだ。銭湯めぐりをしていて気がついたのだが、何ヶ所もの銭湯で同じ彫刻を見つけた。おそらく専門の職人が、彫ったのだろう。

素材の多くは木だが、中には漆喰のものもある。丁寧で細やかなその仕事ぶりは、まさに銭湯のステータスだ。

社・日本銭湯文化協会理事・町田忍 著 「銭湯の謎」より

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