用語集 た行

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タイル絵

浴室の壁の装飾といえば富士山のペンキ絵が一般的ですが、これは主に東日本の風習です。
これに対し西日本の銭湯では主にタイル絵が普及しています。
これは大型のタイルに上絵を施し、焼成をしたものです。
石川県の九谷焼の「鈴栄堂」という窯元が焼いたものが発祥で、そこから全国にも広がったといわれています。
絵柄には宝船や鯉の滝登り、七福神などの縁起物が選ばれることが多いです。
鯉の滝登りの鯉には、客が来い(コイ)という意味合いもあるそうです。

低温サウナ

低温サウナは従来のサウナよりも内部温度が低めという特徴を持っており、ミストタイプはおよそ40度であり、遠赤外線タイプのものは40度から60度前後が一般的とされています。
従来のサウナは80度以上の高温状態が基本であった為、心臓への負担が非常に大きく、血圧の高い人は注意が必要となっていました。
しかし、内部の温度を低温化させる事によりこれらの問題点を改善でき、比較的安全に血流と発汗機能の促進を期待できるメリットを実現しています。

手ぶらセット

銭湯での「手ぶらセット」とは、バスタオル・フェイスタオル・浴衣等をレンタルし、読んで字のごとく「手ぶら」で入浴を楽しむことが出来る施設のサービスです。
お店によってはボディソープ・シャンプー・リンス・ドライヤーだけでなく、ブラシや化粧水といった女性に嬉しいサービスもあります。
しかし、このセットですが、お店によっては別料金が設定されている場合があります。
店舗が自宅から近いのであれば、タオル類は持参して節約するのも良い手かもしれません。

電気風呂

湯に体に害がない程度の低周波電流を流して筋肉をマッサージする効果があるお風呂です。

坪庭

銭湯は、唐破風の美しい外観を楽しむこともできますし、大浴場での素晴らしいペンキ絵に心癒されることもある、気持ちの良い場所です。
このように、外観、内観ともに見どころのある場所ですが、見逃せない存在なのが坪庭です。
これは、建物で四方を囲まれていたり、建物と建物の間などに造られた小さなお庭のことです。
敷き詰められた石やししおどしなどが、こういった入浴施設の雰囲気に最高にマッチしていて、とても心地良い時間を過ごすことができます。